| 我が家の墓は、常陸太田市の街中にある「遍照寺(時宗)」である。
毎月、墓参りをさせていただいているが・・、私にとっては、心落ち着くひとときだ。
過日、祖母の二十七回忌の法事をさせていただいた。
本堂での法要のあと、住職から数々のありがたいお話しをうかがうことができた。
さて、海外の一神教の宗教を信仰する信者の人たちにとっては、神道の神様と仏教の仏様を、並び称するなんてとんでもないこととなるのだろう。
しかし、私たちは、わらをもつかみたい心境に陥ったとき、「神様、仏様」と唱えたりしてしまう。
日本では、これをとがめる人がだれひとりいないのが事実・・。
住職の話によると・・、それは、日本の仏教が神道と密接に関係しているからという。
仏式では、人が亡くなると葬儀を執り行い、四十九日、一周忌、三周忌・・と法事をして、仏になった故人の霊を慰め、そして、最終年忌になって最後の法事が終わると仏から神になり、祖先神という大きな塊と合体するといわれているそうだ。
つまり、何年かごとに行われる法事は、新しく仏になった霊を祖先神へと昇格させていくためのステップなのだろう。
このような祖先神への昇格という考え方は、日本の仏教の独自のもので、仏教発祥の地であるインドや、この仏教を伝えた中国にはないらしい。
神道では、もともと故人の霊格を向上させるための祭りが行われていて、それと結びついたのが、この日本における仏教の法事だという。
法事の最終年忌は三十三回忌が一般的(宗派によっては五十回忌、百回忌まで行われるところもある)という・・が、いずれにせよ、祖先神の仲間入りをするのは、故人にとっても私たち子孫にとっても長い長い道のりになるわけだ・・。
常に、ご先祖に感謝しつつ、真心込めて手を合わせ続けたいと思う・・。 合掌
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